Craver Kidsとは
クレイバーキッズとは
About
Craver Kidsは「未知の世界を楽しむ思考習慣を育む」スクール型民間学童です。
Crave + Crazy + Clever + Kids を合わせて生まれた言葉で、 一つひとつの単語に、大切な意味を持っています。
Crave
好きを見つけて夢中になる力
自分の「好き」を認識し夢中に
なることで、望みを叶えるため
のエネルギーを育てます。
Clever
頭を柔軟に使える賢さ
これからの社会で、
必要とされる思考習慣を、
状況に応じて使わけられる
頭の柔軟さを訓練します。
Crazy
自由な発想力
正解に囚われず、
理想を達成するための
アイディアを自由に発想する
習慣を身に付けます。
Kids
チームで目標を成し遂げる力
集団の中での振る舞いや
社会性を意識し、
チームの力を最大限に
発揮するための思考を鍛えます。
身につけるスキル
Skill
未知の世界を楽しむ思考習慣を育むために、小学校低学年に身に着けたい汎用スキルを厳選し、凝縮したのが、3つのcore skillと定義しました。
01
暗記で詰め込む知識ではなく、
自ら感じて興味を持つ真理の探求を
02
決められた回答を探すのではなく、
自ら考え解決策を導き出せる思考力を
03
表面的な理解ではなく、
深い洞察力で
効果的なコミュニケーション力を
スローガン
Slogan
答えのない、先の見えない困難な時代になった。
20年前には想像できなかったような今があるように、
こどもたちが生きる20年後の未来は、正解のない未知であふれている。
教育も急速に変わろうとしている。
大学の入試では、まさにそれを象徴するように
答えのない問いが増えている。
どうしてその答えを導きだしたのか?
その視点や背景は?
あなた自身の考え方は?
子供たちの思考の自立性が問われている。
そんな時代の子供たちだからこそ、
「未知の世界を楽しめる力」をはぐくみたい。
ルールや固定観念に囚われず、
目の前にある世界は、それぞれが自由に切り開けることを伝えたい。
考え方次第で世界は変わる。
世界は、本当は変えられる。
想い
Our Hope
「考えるって楽しい!」
急速な技術革新や社会情勢の変化によって価値観が揺らぐ現代。そんなVUCAと呼ばれる時代を、自分の価値観を軸にして楽しみながら生きる人々がいます。彼らに共通するのは、極めて高い汎用性を持つ思考習慣です。明るい未来を想像し、それを実現する方法を創出する考え方が自然と身についています。「考えるって楽しい!」と子供たちが心から感じる瞬間を生み出し、思考の質を高める環境を提供したい、それがクレイバーキッズ建学の核心にある想いです。
そして、望む方向への最初の一歩を踏み出すことで、目の前の世界を変えることができるという実感を持って欲しいと心から願っています。
「世界は、本当は変えられる。」この実感は、私たちが学びにおいて大切にしている考え方です。世界は変えられないという前提ではなく、自分の考え方や行動一つで大きく変わるという前提に立つことで、子供たちは自分の望む方向へ世界をシフトする力を手にします。
「本質的な学びで自分を解き放つ」
クレイバーキッズでの本質的な学びは、教科書やインターネットに書かれた情報を超え、独自の意見や価値観を形成します。そして、同じように独自の意見を持つ人たちと考えを共有することにより、魅力的かつ強固な人間関係を築くことを目指しています。自分自身の力で深く考え、理解し、行動するというサイクルを繰り返すことで、自らの未来をデザインし才能を解き放つ。そんな放課後を過ごしてもらうことがクレイバーキッズの存在価値です。子供たち一人ひとりが自ら生み出した世界の主役であり続けるためのサポートを全力で行っていきます。
皆様と共に、新しい学びの旅を始められることを心より楽しみにしております。
クレイバーキッズ 学長 遠藤啓生
建学ストーリー
Story
テストのために教科書や公式を暗記することは、AI登場後の現代においてどれほどの意味を持つのでしょうか。
私は自らの体験を通して、“高等教育を受ける前に、学ぶ力を磨く”ことができれば、という考えに行き着きました。
私は、都内の中高一貫の進学校から理系の国立大学に進学する過程で、テストに焦点を当てた教育方法に疑問を抱いてきました。
暗記重視の授業や試験前の一夜漬けによる学習が、特に高校を卒業してからの実生活において役に立たなかったという経験から、その疑間は深まる一方だったのです。
そんな中、大学3年の研究室での教授との出会いが大きな転機になりました。
教授から求められたのは疑問を見つける力。
「これを見て、何も疑問に思わないのか?」
「常に自分の頭で考えろ、疑問を持て、お前は人間だろ。」
研究室での教授からの問いは、今までの暗記で覚えてきたことでは全く通用しないものでした。しかし私が抱き続けてきた疑問だけは肯定された気がしました。
教授との学びを重ねていくうちに、世界がそれまでとは違って見えるようになってきました。身の回りのあらゆる出来事はすべて研究対象。深く学べば学んだだけ、人生に豊かな時間が積み上げられていくような実感を得られたのです。
ゲーム好きで勉強嫌いの中学1年生の男の子との出会い。
学ぶ楽しさを知ると人生が変わる。
教授と出会った時とほぼ同時期に、私は勉強が好きじゃない中学1年生と出会いました。
「うちの子、ゲームばっかりやっていて全然勉強しないんです。」
と困り果てたお母様からの相談で、家庭教師を引き受けることになりました。
なかなか教科書通りに学習が進まない彼をみて、私は与えられた指導要領を教えるのではなく、「学ぶ楽しさ」を伝えたいと提案しました。
3年間伴走した結果、学習初期には興味範囲が狭く、自分の意見に無関心だった彼が、
「僕はこう思うんですけど、先生はどう考えますか?」
と頻繁に問いかけてくるように。自分の意見を持ち、自由に表現する能力を身につけたのです。
最終的には、自分で進みたい道を選択し、難関大学に挑戦し合格までしてしまったのです。
この経験から、私は、答えを覚える暗記型の勉強ではなく、
学び自体が楽しくなる考え方を身につけることが重要だと考えました。
ミネルバ大学について、詳しく知りたい方はこちらの本がオススメです。
「学び続ける力」を体系化したミネルバ大学との出会い
学びについて研究を重ねていくうちに出会ったのが 「ミネルバ大学」 でした。
専門分野の研究に入る前に、環境変化に柔軟に対応するための「学び続ける力」 を提供するというコンセプトでカリキュラムを構築している点に共感したのです。
調べていくうちにわかったことは、ミネルバ大学では、大学1年生が選択できる履修科目は0。全員が未知の世界でも応用できる高度な汎用スキル( クリティカル思考、 クリエイティブ思考、効果的なコミュニケーション、 効果的なインタラクション) を、約115項目からなる「 思考習慣( 訓練することで無意識に使いこなせるようになる思考法)」や、「 基礎コンセプト( さまざまな分野に応用できる思考・ コミュニケーションの フレームワーク)」 を用いて身につける授業を行なっていたのです。
これは、他の大学とは全く異なる学習の進め方です。専門的な科目の研究に入る前に、全員が「学び方を学ぶ」ことを徹底して行うことで、その後に行う研究の質が圧倒的に上がるのです。
このようなアプローチは、僕が家庭教師での経験を通して行き着いた考え方「勉強の前に、学び自体が楽しくなる考え方を身につけること」と非常に近く、深く共感したのです。
ミネルバ大学の学習方法を、もっと研究して、クレイバーキッズの授業に応用することができないか?と考え、日本でミネルバに精通している方を探していたところ、ミネルバ大学の基幹パートナーであるミネルバ社が、同じメソッドを用いながら日本でも社会人リーダーシップ教育を行っていることも発見したのです。
プログラムの日本での運営、そして講師も務めておられる黒川公晴さんの力をお借りし、小学生が未来を生き抜くために必要な思考習慣は何か、それをどうやって楽しみながら育めるのか等を議論しながら、一緒にカリキュラムを創っていくこととなりました。
授業監修
Supervision
日々、様々な社会人にリーダーシップ教育を届ける中で強く感じるのは、「未来は不確実である」こと、そして、「不確実性の中を力強く生き抜くための根本的な能力が求められている」ということです。
それらはつまり、問題をしっかりと見抜き、自分ごととして捉え、仲間を巻き込みながら、トライ&エラーで解決策を見出していくという最も汎用的なスキルです。そして私自身、「こうした基礎的な素質はもっと若い頃から育めるはず」と初等教育への関心を強くしてきました。
今回監修者としてご一緒したカリキュラムは、科目ベースの題材を扱いながらも、上記のようにまさに「未知の世界を生き抜く力」を1つ1つわかりやすく分解し、楽しみながら習得していくことができるように設計しています。ゴールは、暗記目的の知識ではありません。いかなる状況でも自ら考え、行動するための知恵と「思考習慣」です。
私たち大人が次代の子どもたちにバトンを渡すとき、世界がどうなっているか想像もつきません。そのとき、彼女・彼等がここで得た学びを活用し、楽しみながらそれぞれの道を切り拓いていってくれることを心から願っています。
米国ミネルバ講師 黒川公晴さん
合同会社こっから 代表社員/ペンシルバニア大学組織開発学修士
2006年外務省入省。2009年米国で組織開発修士を取得後、外交官としてワシントンDC、イスラエル/パレスチナに駐在。
2013年に帰国後は、米軍基地の返還交渉、NZとの漁業権益交渉、条約締結等に携わる傍ら、首相・外相の英語通訳を務める。
2018年独立。ファシリテーター・コーチとして国内外の企業の人材開発・組織開発を支援。
2021年より米国ミネルバ社と事業提携を結び、日本の企業人リーダーに向けた教育プログラムを提供している。